豊富な経験と高い技術で、多くの症状に対応します
主な病気
整形外科
- 椎間板ヘルニア
- 膝蓋骨脱臼
- 前十字靱帯断裂
- 骨折
- 股関節形成異常症
軟部外科
- 尿路結石
- 胃内異物
- 子宮蓄膿症
- 会陰ヘルニア
- 腸重積
- 軟口蓋過長症
- 会陰尿道造瘻術
生殖器科
- 避妊・去勢
腫瘍外科
- 肥満細胞腫
- 乳腺腫瘍
- 扁平上皮癌
- 肛門周囲腺腫
- 膀胱癌
- 胸腺腫
- リンパ腫(局所型)
循環器・呼吸器外科
- 横隔膜ヘルニア
- 犬糸状虫症(フルキシブル・アリゲータ鉗子による)
- 膿胸(胸部造瘻チューブ設置)
詳しい手術症例
椎間板ヘルニア
変形してしまった椎間板物質が脊髄を圧迫することで起きる脊髄障害を、椎間板ヘルニアといいます。内科的処置で改善する症状もありますが、場合によっては外科的処置が必要となることも。外科的な処置の場合、まずMRI検査で神経が圧迫されている脊髄の部位を確認します。その後、圧迫をなくすために患部の骨を削る、片側椎弓切除術という外科手術を行います。
膝蓋骨脱臼
膝蓋骨脱臼には2種類あり、その多くは、後肢の膝のお皿が身体の内側に外れてしまう「内方脱臼」です。これは小型犬に多くみられ、先天的な膝骨の溝の浅さや大腿骨の変形、靱帯のずれ、股関節の異常などが原因とされています。また、膝のお皿が外側に外れてしまう「外方脱臼」もあります。これらは進行性のため、外科的処置を施す場合が多くなります。
前十字靱帯断裂
前十字靱帯断裂は、膝の関節の中にある十字に交差された2つの靭帯が損傷されて、膝関節を固定する働きを失ってしまうことです。よく動き回る犬に多くみられ、外傷が原因となります。その犬の体重や日頃の運動量に応じて、内科的処置もしくは外科的処置を施します。体重が重く膝に大きな負担がかかっている大型犬や中型犬の症例は、一般的に手術が難しいとされていますが、当院では対応させていただきます。
骨折
骨折をしてしまった場合は、さまざまな原因や部位によって、外部から固定する保存的治療法、もしくは皮膚を切開して固定する手術的治療法を施していきます。手術的治療法の場合、ピンやワイヤー、ネジ、プレートなどを用いて骨を元の位置に整復してから固定します。
会陰ヘルニア
お尻の周りの筋肉が委縮することなどが原因で間隙ができ、腸管や膀胱などの腹腔内容物が皮下に突出して肥大してしまう疾患を会陰ヘルニアといいます。また、排尿異常、嘔吐、排便時疼痛などを引き起こす可能性もある疾患です。一般的に外科的処置を行う場合が多いのですが、その状態に合わせて最適な治療法をご提案いたします。